マークXのモデルチェンジ
マークXは2004年11月に発売された、マークIIの後継車種として登場したトヨタの車である。名前に「X」とあるように、マークII時代から数えると10代目に当たる。そこで、マークII時代から、その歴史をふりかえって見る。
初代マークII:T60型
1968年9月に、初代コロナ・マークIIが販売された。当時は上級志向化のモデルや、クラウンとコロナの中間モデルが要望されていたこともあり、次期コロナとして開発されていたT60系を、「コロナ・マークII」として販売。
2代目マークII:X10/20型
1972年2月に、2代目コロナ・マークIIが販売された。2代目モデルはX10型(セダン・ワゴン・バン)とX20型(2ドアハードトップ)に分かれ、車両コードが“X”へと変更にとなる。この車両コードは、マークXにも踏襲される。2代目モデルより、車名から「コロナ」がなくなり、「トヨタ・マークII」となる。
3代目マークII:X30型
1976年12月に、3代目マークIIが販売された。フロントマスクには単眼2灯式を採用(通称ブタ目)。代表グレードである「グランデ(grande)」は、3代目モデルから登場する。
4代目マークII:X60型
1980年10月に、4代目マークIIが販売された。直線をベースとしたデザインとなる。先代までの2ドアハードトップは廃止され、新たにセンターピラーを持つサッシュレスの4ドアハードトップが登場する。
5代目マークII:X70型
1984年8月に、5代目マークIIが販売された。搭載エンジンに大きな変更はなく、先代モデルと同様、ボディタイプはセダン・ワゴン・ハードトップである。ハードトップは、販売の主力モデルとなる。
6代目マークII:X80型
1988年8月に、6代目マークIIが販売された。マークIIにはディーゼルエンジン搭載車もあるのだが、ガソリンエンジン搭載車については全てDOHC(Double OverHead Camshaftの略で、吸排気弁機構の形式)化される。
7代目マークII:X90型
1992年10月にフルモデルチェンジされ、7代目マークIIは日本国内専用車となる(全車3ナンバーボディ)。7代目のスポーツモデルは、ツアラー(Tourer)に名称変更された。
8代目マークII:X100型
1996年に、8代目マークIIへとフルモデルチェンジされる。フロアパネルはX90系のものが引き続い使用される。マークII誕生30周年特別仕様車「トラント(TRENTE)」が発売される。
9代目マークII:X110型
2000年に販売された9代目は、マークIIとしての最終モデルになる。9代目マークIIでは、4ドアハードトップ型から4ドアセダン型に移行される。これは、クラウン(S170系)と共通のシャシーである。テールライトが歴代の横長型から縦長へと大きく変更され、全高も歴代のモデルと比較して最も高い。姉妹車であったチェイサーとクレスタが廃止され、それに代わってヴェロッサが登場する。全車のグレード名に「グランデ」がつくようになる。後継車であるマークXの登場により、マークⅡは36年の歴史に終止符を打ち、2004年10月に製造が終了となる。
初代マークX:GRX120
2004年11月に、マークIIの後継車種として初代マークXが販売された。エンジンには、世界トップレベルの運動性能を実現したV6エンジンを搭載。ボディには、エンジンブロックやフロントサスペンションメンバなどにアルミニウムを採用し、軽量化がなされている。リヤバンパーとマフラーが一体化した構造を取り入れた最初の車であり、ほかの車にも受け継がれている。


